論文を読む媒体
論文を読むとき、最も一般的な方法は印刷することでは無いでしょうか?以下は私が考える紙で論文を読むメリットです 。
- 単体では軽い(一般的なコピー用紙で密度64g/m²、一枚4g)
- 目に優しい(と思う、光源でないからだと思います)
- 畳める、切れる、貼れる(物理的編集の可能性)
- 書き込める
- 保存可能な期間が長い
デメリットは
- サプライのコスト(紙、プリンター維持費)
- 単体で軽くてもチリツモで重くなる、嵩張る
- 保存のために手間がある(読み終わった論文のフォルダ分け、保存のための物理空間の確保)
- 検索性確保のために手間がある
かなあと思います。
最近では、MS Wordと連携して引用や文献リストの作成が簡単にできる無料の論文管理ソフトがあり、これらのソフトに論文を管理させてあげるメリットも山程あります。
例えば、以下はElsevierが所有するMendeleyを使うメリットです。
例えば、以下はElsevierが所有するMendeleyを使うメリットです。
- クラウド上に論文ファイルを保存することで複数のデバイスに同じ環境を同期できる。
- 保存している論文を学習しておすすめの論文を推薦してくれる。
- 書誌情報が変更されてもワンクリックで更新ができる。
- などなど
これを利用しない手は有りません。
そしてどうせデジタルで論文を管理するなら、読む段階で一度紙に印刷してフィジカルを経由する手間を回避したいものです。
デジタルで論文を読む方法には概ね以下の流派がありそうです。
- PC画面上でPDF編集ソフトでテキストアノテーション、ハイライトをつけていく。
- PC画面上でマークアップエディタ等を用いて論文と対になるドキュメントを作る。
- iPadなどで手書きを含むアノテーションをつける。
このなかで私は手書きを含むアノテーションをつける方法が一番理解が進むような気がしています。
手書きならば、図を描いて理解を早める事ができます。
iPadなどを活用した論文管理の最適化については様々な記事がWeb上に存在しています。
参考 (Google Search, past year)
- iPadで論文を読むWorkflow|てくてくぷれいす -> https://murabitoleg.com/ipad-paper-workflow/
- goodnotesとiPadで論文読むととても捗るのでみんなもやろう -> https://leeza-phoneki.com/2019/06/03/enjoy-goodnotes/
- iPadで実現する爆速で論文を購読&管理する環境と方法[ver.2020春] | Coarse Paper -> https://coarsepaper.com/ipad-pro-survey3/
iPadを用いる方法でも人によって色々なやり方があります。大学が契約しているクラウドストレージとの兼ね合いもあるはずです。手書きしながら論文を読めればそれでいいという人もいれば、リファレンスへの利用までの方法も最適化したい人も居ます。
長くなりそうなので、次回詳しく説明したいと思います。
必要なハードウエアとソフトウエアを纏めておきます。
ハード
- PC (WindowsでもMacでも良い。Linuxはわからない)
- スタイラスが使いやすいタブレット端末(iPad、Androidタブでもいけるはず)
- スタイラス
ソフト
- Mendeley (https://www.elsevier.com/solutions/mendeley)
- Dropbox
- クラウドサーバーと同期できるPDF編集ソフト (e.g. PDF expert, https://readdle.com/)
- Researcher (https://www.researcher-app.com/)
- Microsoft 365, MS Word
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