内容的には副題の通り、Processingで始める自然現象のシミュレーションとなっているんだけれども、書いてある内容がそれほどProcessingに特化しているわけではないので他の言語でも十分活用できると思います。
今日届いて眺めた感じ、めっちゃ良かったので趣味のプログラミングで面白いことをしたい人にはおすすめです。
Chapter0、”はじめに”を読んだのでその内容を軽くまとめます。
”はじめに”では最も有名で簡単な運動シミュレーションとしてランダムウォークを取り上げています。”はじめに”を完了する頃には乱数を扱う技術が向上しました。パーリンノイズすごい。
順序的には
- Processingでオブジェクト指向のプログラミングを行う準備と解説
- 擬似乱数を使用した2次元のランダムウォークの実装
- 偏りを持つ乱数の実装
- ガウス分布に従う乱数の実装
- パーリンノイズに従う乱数の実装
となっています。
以下、”はじめに”を読んで書いたもの
最後の雲のような、霧のようなエフェクトは20行ぐらいで実装しています。パーリンノイズが優秀すぎです。なぜこれまで知らなかったんだろう…。
パーリンノイズはケン・パーリンが1980年代のはじめに映画Tronの第一作の製作に携わり、より自然なCGエフェクトを生成するために考案した自然な秩序を持った一連の擬似乱数を生成するアルゴリズムだそうです。後にアカデミー科学技術賞を受賞したお仕事です。
この後、ベクトル、力、振動、粒子系、物理ライブラリ、自律エージェント、セル・オートマトン、フラクタル、遺伝と進化、ニューラルネットワークについてコーディングしながら学んでいくと相当表現の幅が拡がるのではないかなと思います。”はじめに”の終わりで釘を刺されたようにパーリンノイズに頼りがちなってしまう罠に気をつけ、使える道具をもっともっと増やそうと思います!
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